
【ウルトラブーム】#生タピオカ #100% #大名 #モッチャム 生タピオカ専門店 モッチャム(中央区大名)
国体道路沿いの”大名行列”
どもども、中太男(メン)の、くりしんです。
いやね、天神・国体道路沿いに「警固1丁目」のバス停があるでしょ。
警固側ではなく、大名側です。
大名紺屋町商店街の入り口から大濠公園に向かって歩いて15秒ぐらいのところに。
大げさに聞こえるかもしれませんが、そのバス停から警固四つ角まで、連日長蛇の列ができている
んです。雨の日も風の日も平成天皇ご退位の日も。
あれは4月のあたまでした。
営業を再開した「天ぷらだるま」に行こうと久しぶりに足を運んだんです。
大正通りから警固の四つ角を左に曲がって。
そうしたらもうタイヘン。
なんだか目の前の歩道に行列ができているじゃないですか。
すげえな、だるま!
ってのは勘違いで、そのゴールは飲食店「BARRANCA」でござった。
あ、懐かしの「ストⅡ」電気ビリビリキャラ、ブランカではありませぬ。
イタリアン&ワインダイニング「バランカ」です。
東京、大阪、福岡、ベトナムなどでおよそ100の飲食店を展開する年商90億円規模の大阪の会社が経営しています。
まあ、ここは何度か業態変更をしていたんですが何せ150席のオオバコ。
ランチブッフェとかもやっていたりするんですが、ハタから見ていて、経営的にはけっこうキツイだろうなと感じていたのねん。
本当に余計なお世話でした、カンケー者の方々、申し訳ございません。
だって、朝から長蛇のウェイティングですから。
たぶん、週末は1000人ぐらい並んでいるんじゃないかなぁ。
4月のある晴れた朝に100%のタピオカに出会うことについて
まあ、その先に何があったのかと言うと「100%」でした。
ブーム再来の「タピオカ入りミルクティ」です。
一説によるとその発祥は1980年代初めに台湾のカフェ「春水堂(チュンスイタン)」だとか。
ほら、「てんちか」にもある、あの店でございますな。いま「タピオカ入りミルクティ」を看板にしている店は「ゴンチャ」やら何やらたくさんのチェーンがありますよね。
タピオカ。
キャッサバの根茎からつくるデンプンで菓子、パン、料理のつなぎなどの材料としても使われてきたものでやんす。
成分としてはグルテンフリーでタンパク質もほとんどないデンプン。
数十年前に流行った「タピオカ入りミルクティ」のヤツは、固さはクニュクニュで味は何もしなかった記憶があるのねん。
色は黒く付いていたけど。女の子とのデート、付き合いでね、買って飲んだわけですよ、はい。
「なんやこの太いストローは。何かカエルのタマゴみたいなのが入っとうぜ」
と、心の中では思いながらも
「うわぁ、激ヤバ、バリうまッ」
って、相手の女の子に迎合したい気持ち100%で、安直な言葉を発したのでした。
で、なぜ、またブーム再来なのか。
いや、本当は正しくないのかもしれません。
ずっと世界レベルで進化してきたというのが実状かもしれません。
おいしさアップ、ビジュアルアップ、レベルアップのアップアップアップ。
何よりも、
タピる、は、映える。
この「インスタ世代」の消費行動にばっちりハマった結果ですな、たぶん。
そして彼ら彼女らは「グミ世代」でもある。
歯ごたえはゼリーとグミの間とも言える「タピオカ」は“歯心地”が良いのでしょう。
このあたりの分析と店による味とクオリティの違いは山路力也さんにお任せします、山路さん、Yahoo! フードコラムでお願いします<m(__)m>
めっちゃまっちゃモッチャム?
で、今回の“バランカ100%”です。
店先にいくとこんな簡易の看板が出ていました。
店名はモッチャムと読む。
バランカの店頭カウンターでテイクアウトの“100%ビジネス”をやっているようですな。
気になるメニューはこんな感じ。
季節限定のものと、
モッチャムの定番商品。
この生タピオカ専門店「モッチャム」は大阪・なんばに本店があるそうです。昨年末にオープンしてブレイクしたので大名にも持ってきたってことですな。
モッチャムとはベトナム語で100%の意。
ベトナム産100%のタピオカ粉を使っているから「100%」。
ベトナムなんですな。
発祥である「台湾」とは一線を画す。
まあ、本体の会社がベトナムでも飲食店を展開しているからでしょう。
店内の「球団機(タピオカボール成型マシーン)」を使って毎朝つくるから「生」だそうです。
手づくり生タピオカの提供は日本初だとか。
でも世界では当たり前だったりして。
その真偽は分かりませぬが。
このあたりも山路さんに解説をお願いしたいところです。
あと同業他店の“平均タピオカ数”も知りたいところです、はい。
並ぶ、並ぶ、並ぶ
まあ、とにかくすごい大行列。
ガールズおよびアベック(完全なる死語)たちは分かるんですが、ボーイズふたりとかオジサンひとりとかオバサンひとりとかが並んでいる。
ボーイズふたりはね、まだ分かるんですよ。
インスタにアップして「彼女いる風」を演出できますしね。それでいて女子ウケも狙える。
総じてガールズ&ボーイズは“遠方からわざわざ”臭がするんですが、オバサンひとりはどこからどうみても近所の人。
ジャスコの2階で売っているようなノーブランドの「つっかけ」&「ジャージ」にミチコ・ロンドンの「トレーナー」という“普段着映え”がハンパない。
たぶん、オバサンはお母さんで、年頃の娘(どんなムスメだ!)に
「今日さ、夕方にミオとミキが家に来るからモッチャム並んで買っといて」
なーんて頼まれたんでしょうなぁ。
問題は、です、オジサンひとり。
もちろんスーツ姿ではない。
50歳前後だろうか。
無精ヒゲの中肉中背。
リュックサックを背負ってスマホをいじっている。
ポロシャツはユニクロで見かけた柄だ。
なぜかGパン半ズボン(デニムホットパンツではない)にビーサン(ビーチサンダル)。
ニューヨークヤンキースの”ニューエラもどきキャップ”を後ろ向きに被っている。
って、ハタからみたらとても違和感を覚えるんですが、まあ、ほぼオイラもこんな感じの日常スタイルなわけで。
でぶ、なことを除けばね。
勝手に妄想劇場!
でね、考えたんです。
この人になりきろうって。
もしオイラが彼ならって。
まあ、自分の買う順番が来たら全種類Lサイズを買うだろうな。
きちんと領収書をもらったりして。
でも、宛名は架空の名前なんだよな。
「ホー・チ・ミンでお願いします」だなんて(罰当たりめ!)。
「カタカナでヨンでお願いします、いややっぱりドナで」とか。
そして行列の最後尾を目指して歩いていくよ、たぶん。
見せびらかしたいもんね。
そしてスタンダードの「めっちゃモッチャムミルクティ」(Lサイズ590円)に太いストローを挿す。
ちょっとカワイイなと思った“行列ガール”の脇に立ち止まって、液体だけゴキュゴキュ飲み干すね。
でさ、太いストローにタピオカだけを吸い込み、透明のストローに黒いタピオカが並んだら“タピオカバズーカ”を発射しちゃう(良い大人は想像することすら禁止です)。
彼女たちの並ぶ目的はタピオカ目当てですから
「きゃー、タピオカが飛んできたぁ」
「あ、思ってたのより粒が大きいぃ」
とか喜んでくれます。
そのお礼にあげちゃうんですな、好きなドリンクを。
でね、一緒に記念撮影してもらったりして。
で、味を占めた翌日(何の味だよ!)。
空き容器にミルクティ入れて、タピオカの代わりに煮た黒豆を仕込んで行列を目指すのです。
黒豆バズーカは果たしてウケてモテるのか。
たぶん黒豆とバレた瞬間から、
「きたねぇツバ飛ばしてんじゃねえよ、このクソオヤジが!」
「バカヤロー、死ね、クソが!」
なんて罵詈雑言を浴びせかけられるんだろうなぁ。
それに対してニヤニヤしていたりすると、ただの変態オヤジとして警固交番に突き出されるのがオチでしょうがね。
あ、もしかして気がついちゃいました?
オイラ、結局ね、買ってもないし、飲んでもない。
3000字ぐらい書いたけど。
今回は、
100%片思い
ってことで許してください。
どこまでいっても、
ハイスクールララバイ、
イモ欽トリオ世代なんでね。
■店舗情報
店名 | 生タピオカ専門店モッチャム |
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ジャンル | タピオカドリンク |
TEL | 092-717-7577 |
住所 | 福岡県福岡市中央区大名1-2-10 |
交通手段 | 西鉄バス 警固町すぐ |
営業時間 | 11:00~19:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 不定 |
